道具と制作工程

指輪ってどういう風に作るの? まずここがよくわからないですよね。

上の画像が、削る道具のヤスリです。 特に男性の方は、ヤスリは見たことがあるかもしれません。 昔、技術の授業で使った以来です。なんてお声も耳にいたします。 懐かしい〜なんておっしゃっていました。

女性の方は、初めて見る方も多いかと思います。 最近では、DIY女子なんて、言葉もあるくらいインテリアや小物なんかを手作りしちゃう女子も増えているので、もしかしたら使える方も、実は結構いらっしゃるかも知れないですね。

このグリーンの筒状のものが、材料です。ちくわではありません。。

プラスチックでもありません。。 ワックスという材料です。

先日、お客様で、あーなるほど!  これに銀色とか金色を塗っているんですね!

って。 おっしゃいましたので、いえいえ。違います! と。

全力で否定させて頂きました(笑)

それは、塗装ですね。って。(笑)

ですよねー!!  ってお客様も大笑いでした。

 

この素材は、アクセサリーを制作するために、開発された素材です。

このワックスが、開発される前までは、削ったり、切ったりしやすい金属である、真鍮や銀などが、原型の材料として、長い間使われて来ました。

ですから、昔の職人さん達は、金属の棒や、板を小さく切って、叩いて、伸ばして、溶接して、一つの指輪も、小さな建築物を作る様に、細かくパーツを作って、組み立てていました。

20数年まえだとおもいますが、このワックスという素材が出てきてからは、画期的に変わりました。

感触としては、皆さんご存知の、ロウソクのロウがもう少し固くなって、削るとサラサラしている様な感じです。

粘り気はないので、ヤスリで削るのに適している。ということです。

まずは、この筒状の形状から、指輪にするには、自分が欲しい指輪の太さ(幅)よりも5ミリくらい余計に測って、線を描きます。

この時、Vの形やウエーブの形のデザインにしたい方は、もう少し太さ(幅)をとって線を描くのが良いかと思います。

この描いた線より少し外側を、糸ノコで切って行きます。

糸ノコは刃が、螺旋状に付いているため、いろんな方向に切れてしまいます。

使いこなせれば、かなり便利なのですが、なかなかまっすぐ切るのは、コツが入ります。

少し切ったら、回してずらして、切っていくとまっすぐに近くなります。

あとで、ヤスリで削って、整えるので、あまり神経質にならなくていいでしょう。

切り終わったら、指輪の元になる形ができました。

そうです。この輪っかが指輪になるんです。

実際には、この素材が直接金になったりプラチナになるわけではございませんが。。後ほど、ご説明いたします。

 

糸ノコで切った切り口を、最初は荒いヤスリで平らに削って行きます。

平らに削るのは、左手でしっかりとワックスをつまみながら、置いてある板と平行に力を入れすぎずに、押して引いて。を繰り返して行きます。

(左利きの方は、右の手でしっかりと抑えてください。)

 

この時、少しずつ、つまんでいるワックスを回しながら、ヤスリで抑えながら、並行を意識して、削っていくと綺麗な平面ができます。

立てて見るとストレートの形状になります。

 

よく、Vの形、やウエーブの形、なのにどうして平らにするのですか?

と聞かれますが、どの形状のデザインだとしても、

まずはストレートの形を作ってから、そこからVの形やウエーブの形に削っていくからです。

次は、彼、彼女、それぞれの指のサイズを図ってから

そのサイズに向かってワックスの内側を、リングリーマーという専用の道具で、クルクル回しながら、少しずつ削って行きます。

ドリルのような形状ですね。武器みたいって声もお聞き致しました(笑)

一方向からだけで、削って行きますと、穴がすり鉢状になってしまいますので、ひっくり返して、反対からも削っていくと、均等に削れて、綺麗な穴ができます。

指が入る部分なので、自分に合ったサイズを微調整できるのも、ご自分で指輪を作るメリットかな。と思います。

内側が削れたら、次は外側を削って行きます。

最初は、荒いヤスリで、ザクザクと削って行き、全体的に見て自分の作りたい形に近ずけて行きます。

この工程は、Vの形なら中心を決めて、油性のマジックで直接ワックスに描いてもいいです。

ウエーブの形も同様にして、マジックでデザインを書き込んで行きます。

その描いたラインを、ガイドにして荒いヤスリで、余分な部分を削ぎ落としていくようなイメージです。

思い描いたデザインの形に近ずいてきましたら、荒いヤスリから、目の細かいヤスリに持ち替えて、削って整えて行きます。

細かいヤスリは、大きく削れませんので、仕上げていく段階では、必需品です。

ペーパーヤスリなどで、より滑らかに削っていくと、削りすぎを防止いたします。

細かいヤスリや、ペーパーヤスリで形状を整えた後は、いよいよ仕上げに入ります。

この仕上げで、使用する道具は、スパチュラと言います。

ステンレス製の金属ヘラです。先端の形状は、様々なものがあります。

職人さんによっては、ヘラの先をヤスリや、グラインダーで削ったりして、加工し、自分だけの仕上げやすい、道具にしている方が多いいです。

ヤスリやペーパーヤスリで、削った面をひたすらヘラで少しずつ削り、滑らかにして行きます。

平らにしたい面は、平らに。丸みを持たせたい部分はより丸く。角を取りたい部分は滑らかに。

細かく見て、チェックして、手で触って感触を確かめて。

全体を目で確認して、思い描いたデザインになったら、完成です。

紙に描いたデザインやラフ画が、実際に立体に形状になった時の、満足感は作った人のしか、わかりません。

東京の目黒区にある”One Ring” ワンリング では、このような工程で、お客様にとって、世界で一つだけの婚約指輪や、結婚指輪の手作りを、お客様と一緒に完成させて行きます。

実際は、もっと細かくアドバイスや、お手伝いもいたしております。

お見積もりは、無料ですので、デザインや、ご予算のご相談など、お気軽にお電話や、メールをして下さいますようお願いいたします。

お問い合わせはこちらから http://one-ring.me